データで見る四国の知財 2018
四国の知財状況

 四国の特許の状況

 日本全体での特許出願件数は近年横ばいで推移し、内国人の2017年出願件数は260,290件と前年よりも微増であった。
 四国の特許出願件数は、各県別で見ると高知県、徳島県で増加したものの香川県、愛媛県で減少し4県合計では前年比96%の微減であった。
 内国人による全国の特許出願に占める四国の出願比率は1%弱と全国的には依然として低水準で推移している。



 特許登録件数は全国ではほぼ横ばい状況であるが、四国の登録件数は2017年香川県を除く3県で増加し、前年比110%と増加した。
 内国人の2017年登録件数に占める四国の登録件数比率は1.3%と低水準ではあるが近年微増傾向である。
 出願件数が横ばいか減少しているのに登録件数が少しずつ増加していることから出願時に出願人が内容をよく見て厳選した出願を行っていることがうかがえる。



 内国人による全国のPCT国際出願件数は前年比107%と増加しているのに対し、四国では香川県を除く3県で減少、前年比84%と減少。
 特許出願件数とPCT国際出願件数の比率は、全国では18%に対して四国では愛媛県が21%と高水準にあるものの、四国全体では16%と四国でも近年進行していた研究開発や企業活動のグローバル化がここに来て足踏み状態にあるように見える。



 特許出願に対する発明者数は、全国では約64万人、うち四国の発明者数は8,500人で近年ほぼ横ばいの微増、構成比は全国の1.3%である。
 1件当たりの発明者数を見ると、全国では2.4人、四国は3.5人、これは近年ほぼ同じ傾向にある。四国4県では徳島県:2.5人、香川県:4.5人、愛媛県:4人、高知県:3人であり、これも近年ほぼ同じ傾向である。
 四国の特許出願は全国の1%であるので、近年の傾向を見ると特許の出願件数と発明者数はほぼ比例しており、特許出願を増やすには発明者を育成しなければいけないことがわかる。


  四国の実用新案の状況

 実用新案出願件数は、全国的には減少傾向にあり、四国でも各県毎に多少の差はあるものの減少の傾向にある。
 実用新案出願件数と特許出願件数を比較してみると、全国的には実用新案出願件数は特許出願件数の2%であり、この傾向は最近の数年間同様の傾向である。
 四国においての実用新案出願件数は特許出願件数の5%で近年ほぼこの傾向が続いており、特許出願よりも実用新案での出願を選んでいるという傾向がうかがえる。





  四国の意匠の状況

 全国の意匠出願件数は近年増加しているが、内国人による出願件数は横ばいか少し減少傾向であり、四国でも意匠出願件数は、愛媛県で増加したものの他の3県では減少し、四国全体として減少、近年減少の傾向にある。
 全国の内国人による意匠出願件数に占める四国の出願件数比率は2%前後で推移しており、全国的な傾向が四国でもほぼ同じように現れている。


 意匠の内国人による創作者数はほぼ横ばい、四国でも各県で多少の増減はあるものの四国全体での意匠の創作者数は近年横ばいである。
 創作者数が横ばいであるにもかかわらず出願件数が減少しており、各出願人が厳選して出願していることがうかがえる。その結果、出願は減少しているものの意匠登録は横ばいか微増の傾向にある。




 四国の商標の状況

 近年、商標出願件数は増加傾向にあり、全国の2017年商標出願件数は前年比113%と近年110%を越す増加傾向であり、四国でも商標出願は4県のすべてで増加し四国全体で前年比120%と高率での増加となった。
 そのうち、内国人による出願は前年比112%と増加したが、外国人からの出願件数は127%と高い増加を示している。




 マドリッドプロトコルによる商標国際出願の全国出願件数は前年比105%と増加しており、四国でも4県のすべてで増加、四国全体では前年比150%と増加した。


 近年、海外からの商標出願は増加傾向にあるが、2017年の海外からの出願件数は商標出願件数全体の20%を占めるまでになっている。
 また、日本を指定国とする商標国際出願件数は17,328件と前年比125%の増加をしており、本国官庁は多い順に米国、欧州、中国となっている。
 このように2017年の傾向としては国内の出願よりも海外からの出願の方が高い増加率を示している.
 今後国内出願が増加している四国においても国内だけでなく外国への出願の増加が望まれる。



データは特許庁 特許行政年次報告書2018年版による

日本の知財状況





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