四国経済産業局

<< 前のページに戻る

平成29年11月28日

四国地域海外展開応援フォーラム in 香川を開催しました


欧州・アジアへの輸出・進出


~老舗企業&ベンチャー企業からのメッセージ~

地域企業の海外展開の一層の促進や裾野を拡大するためには、企業相互の連携を促進し、海外展開の成功事例などを身近でタイムリーに入手できる場・環境を整えることが重要です。

このため、四国経済産業局では、企業の業種や規模、海外展開の内容や段階を越えて、様々な企業や支援機関が一堂に会する「四国地域海外展開応援フォーラム」の活動を展開しています。

その一環として、香川県高松市において「欧州・アジアへの輸出・進出 ~老舗企業&ベンチャー企業からのメッセージ~」をテーマに、事例紹介を含むパネルディスカッション形式で海外展開事例紹介セミナーを開催しました。

日時・場所
<セミナー>
2017年10月27日(金曜日)14時30分~17時00分(交流会17時15分~18時30分)
高松サンポート合同庁舎 低層階 2階 アイホール
(高松市サンポート3番33号)
主催等
主催:四国経済産業局、JETRO四国4県貿易情報センター、中小企業基盤整備機構四国本部、JICA四国支部
参加者
50名
開催内容
(1)挨拶 14時30分~14時35分
(写真)会場の様子

主催者を代表して、四国経済産業局 岡本国際課長からの趣旨説明や挨拶のあと、講師の方々から海外展開についての事例紹介がありました。
その後、JETRO地域統括センター長(四国)香川貿易情報センター 所長 平井 利長氏のコーディネートにより講師を交えてパネルディスカッションを行いました。

(2)事例紹介 14時35分~16時05分(各30分)
[1] オタフクソース(株)執行役員 国際事業部 部長 宮田 裕也 氏

当社は「お好み焼を世界へ!」という事で2013年に中国およびアメリカで生産拠点を建ち上げ、2016年にマレーシアに進出した。

中国とアメリカの製造拠点が独立資本の現地法人であるのに対し、マレーシアでは、寿司チェーンを経営する現地法人と合弁企業を設立した。マレーシアの工場は、ムスリム市場の開拓を視野に入れ、ハラール認証を取得している。

海外市場への取り組みにおいては、優位性の高い日本人社会へのアプローチからスタートし、日本食市場、現地食市場と、順次市場拡大を図った。

ブランドの保護には特に力を入れており、「オタフク」のマークは15カ国で商標を取得しており、今後も商標取得を行う国を増やしていく方針である。


(写真)宮田裕也氏の発表の様子
宮田 裕也 氏
1993年オタフクソース(株)入社。
2009年より現在まで海外向け営業事業部隊の責任者を務める。輸出事業の売上拡大に尽力し、グループ内における成長に貢献。
[2] ナイトライド・セミコンダクター株式会社 代表取締役社長 村本 宜彦 氏

当社は、権利によって守られた優れた技術によって海外展開を果たした企業である。徳島大学発のベンチャー企業である当社は、紫外線LED(UV LED)の量産に初めて成功したことで、一気に世界的に知名度が高くなった。このため、海外の企業から直接アプローチを受けるようになり、海外の営業拠点を持つ必要性はなくなった。

当社の技術で日本の大企業との取引は金銭面で厳しい状況にあり、創業当初から海外展開を視野に経営していた。

韓国のソウル半導体企業との連携をはじめ、世界的なネットワークを活かした海外展開を可能にしているのは、強力な特許である。特許出願当時は何の役に立つかもわからなかった技術が、現在、当社にとって必要不可欠な技術となっており、自らの経験に基づいた特許出願の必要性について、説明がありました。


(写真)村本宜彦氏の発表の様子
村本 宜彦 氏
(社)徳島ニュービジネス協議会 常務理事・初代事務局長としてベンチャー企業育成に尽力。
2000年、同社を設立し、現在に至る。
[3] 独立行政法人工業所有権情報・研修館 海外知的財産プロデューサー 柳生 一史 氏

海外ビジネスにおける知的財産の重要性や国際契約における留意事項などについて説明がありました。

模倣被害で最も多いのは、インターネットを介しての商標の模倣である。粗悪な模倣品が出回れば、ブランドイメージが低下し、企業にとって大きな打撃となる。海外展開におけるパートナー探しの中で、取引先候補の外国人に日本企業の工場を見学させた後、模倣された事例があり、ノウハウや技術などについては十分な注意、管理が必要である。

また、EU、中国、アセアンなどの知的財産動向についても情報提供がありました。


(写真)柳生一史氏の発表の様子
柳生 一史 氏
国内食品・バイオ製造業で36年間勤務。
米国に2年間駐在、ロシア関係会社の知的財産機能立ち上げにも従事。
(3)パネルディスカッション 16時15分~17時00分

コーディネーターのJETRO地域統括センター長(四国)香川貿易情報センター 所長 平井 利長氏の司会進行により、「海外ビジネスでの失敗事例」、「国内と海外取引との違い」、「知財流出の防止」等について、各登壇者から発言がありました。また、会場からも、海外拠点の選定理由や知財保護等について質問があり、活発な質疑応答が交わされました。


(写真)平井利長氏の発表の様子
平井 利長 氏
1988年ジェトロ入構。
在ボストン日本国総領事館領事、企画部事業推進主幹(北米・大洋州)等を経て2014年から現職。
(写真)パネルディスカッションの様子
予定

今後も、四国地域海外展開応援フォーラムの活動を引き続き展開する予定です。
愛媛県:平成29年12月15日(金曜日)13時30分~ 愛媛県美術館(松山市)
高知県:平成30年1月開催予定

(本発表資料のお問い合わせ先)
〒760-8512
高松市サンポート3番33号 高松サンポート合同庁舎
四国経済産業局 産業部 国際課長 岡本
担当者:大西
電話:087-811-8525(直通)
FAX:087-811-8565

<< 前のページに戻る