令和4年5月11日
四国経済産業局は、緊急時のエネルギー供給体制の強化を図るため、太陽石油株式会社四国事業所(今治市)において、同社及び陸上自衛隊と連携して「燃料充填訓練」を実施します。
訓練の概要
- 実施日、場所
- 令和4年5月17日(火曜日)13時30分から15時まで
燃料充填訓練(太陽石油株式会社四国事業所にて) - 内容
- 南海トラフ地震及び津波の発生により、太平洋側にある主要石油基地が機能停止し、沿岸部のSSも被害を受け稼働が困難、道路啓開や港湾啓開にも時間を要するとの想定の下、訓練を行います。
自衛隊車両に瀬戸内側にある主要石油基地(太陽石油株式会社四国事業所)から燃料を充填し、太平洋沿岸部の被災地まで燃料を運送し、被災地にある病院、災害対策本部、避難所などの重要インフラに燃料を供給するための訓練を実施します。
このうち、今回は燃料充填訓練を実施し、緊急時の円滑な燃料充填の手順を確立することを目標としております。 - 訓練参加機関
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- 太陽石油株式会社四国事業所
- 陸上自衛隊第十四旅団
- 経済産業省四国経済産業局
- 燃料充填訓練とは
- 自衛隊車両に積んである自衛隊所有のドラム缶に太陽石油株式会社四国事業所から燃料を充填する訓練です。
- 燃料充填訓練の目的
- 製油所での自衛隊車両へのドラム缶への充填手順を関係機関で確認・共有することを目的とします。
背景とねらい
東日本大震災時には、石油製品の輸送・供給が困難になる地域が多数発生し、様々な調整課題が発生しました。このことを踏まえ、資源エネルギー庁と防衛省では、より確実な石油供給体制の確立に向け、自衛隊による民生用石油輸送支援の実施について検討を重ね、全国各地で合同実動訓練を実施しています。
四国経済産業局では、平成27年度から毎年度、陸上自衛隊、地方自治体、石油精製元売会社等とともに石油供給訓練を実施し、緊急時のエネルギー供給体制の強化に取り組んでいます。
(※)燃料供給訓練とは、燃料充填、燃料輸送、燃料供給の総称として四国経済産業局では使用しております。今回は、充填のための訓練を実施します。
過去の訓練写真
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ドラム缶への軽油充填(模擬) -
ドラム缶陸上自衛隊車両への積込