令和4年12月9日
四国経済産業局は令和4年11月13日に開催された令和4年度大規模津波防災総合訓練に参加し、全国でも初となる「どこでもスタンド」を使用した船舶への燃料供給訓練を実施しました。
背景とねらい
船舶給油所は沿岸に設置されており、津波や高潮の被害を受けやすい場所にある施設です。また、船舶給油所は限られた場所にしかなく、災害時には、被災していない船舶給油所を探すことも困難であるため、船舶へ給油する手段の確保は喫緊の課題となっています。
このような課題解決に向け、全国でも初となる移動式給油機「どこでもスタンド」を応用した船舶への燃料供給訓練を実施しました。
訓練の概要
- 実施日、場所
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- 日時
- 令和4年11月13日(日曜日)
- 場所
- メイン会場(展示) 物部川右岸河川敷(南国市物部地先)
サテライト会場(海上関係の訓練場所) 高知新港(高知市仁井田)
- 詳細
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令和4年度大規模津波防災総合訓練ウェブサイトよりご覧ください
令和4年度大規模津波防災総合訓練(四国地方整備局防災室ウエブサイト)船舶への燃料供給訓練(YouTube)
※別ウインドウで動画が再生されます訓練時の映像は次のリンク先よりご覧ください
船舶への燃料供給訓練(令和4年度大規模津波防災総合訓練)(経済産業省公式YouTubeチャンネル metichannel) - 訓練の想定
- 南海トラフ地震及び津波の発生により、太平洋側にある主要石油基地が機能停止し、沿岸部の船舶給油所や近隣のSSも被害を受け稼働が困難、港湾啓開にも時間を要するとの想定の下、訓練を行いました。
- 訓練の目的
- 船舶への燃料供給行程の検証及び参加機関の連携強化
- 主催
- 国土交通省、高知県、高知市、南国市
- 共催
- 四国南海トラフ地震対策戦略会議
- 燃料供給訓練参加機関、事業所
- 四国経済産業局、海上保安庁 高知海上保安部、横田瀝青興業株式会社、土佐石油輸送株式会社
訓練の様子
訓練の流れ
- どこでもスタンド設営
- タンクローリーと連結
- 給油口開口
- 巡視船へ給油(模擬)
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1.どこでもスタンド設営 -
2.タンクローリーと連結 -
3.給油口開口 -
4.巡視船へ給油(模擬)
展示の様子
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展示ブース -
国土交通大臣や地域住民への説明