令和5年5月18日
四国経済産業局は、緊急時のエネルギー供給体制の強化を図るため、コスモ石油株式会社坂出物流基地(香川県坂出市)において、同社及び陸上自衛隊と連携して「燃料充填訓練」を実施します。
訓練の概要
- 実施日、場所
- 令和5年5月24日(水曜日)15時から16時まで
コスモ石油株式会社坂出物流基地 - 内容
- 南海トラフ地震及び津波の発生により、太平洋側にある主要石油基地が機能停止し、沿岸部のSSも被害を受け稼働が困難、道路啓開や港湾啓開にも時間を要するとの想定の下、訓練を行います。
自衛隊車両に瀬戸内側にある主要石油基地(コスモ石油株式会社坂出物流基地)から燃料を充填し、太平洋沿岸部の被災地まで燃料を運送し、被災地にある病院、災害対策本部、避難所などの重要インフラに燃料を供給するための訓練を実施します。
このうち、今回は燃料充填訓練を実施し、緊急時の円滑な燃料充填の手順を確立することを目標としております。 - 訓練参加機関
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- コスモ石油株式会社 坂出物流基地
- 陸上自衛隊 第14旅団
- 四国経済産業局
- 燃料充填訓練とは
- 自衛隊車両に積んである自衛隊所有のドラム缶にコスモ石油株式会社坂出物流基地から燃料を充填する訓練です。(訓練は模擬動作となります。)
- 燃料充填訓練の目的
- 油槽所において自衛隊車両へのドラム缶への充填手順を関係機関で確認・共有することを目的とします。
背景とねらい
東日本大震災時には、石油製品の輸送・供給が困難になる地域が多数発生し、様々な調整課題が発生しました。このことを踏まえ、資源エネルギー庁と防衛省では、より確実な石油供給体制の確立に向け、自衛隊による民生用石油輸送支援の実施について検討を重ね、全国各地で合同実動訓練を実施しています。
四国経済産業局では、平成27年度から毎年度、陸上自衛隊、地方自治体、石油精製元売会社等とともに燃料供給訓練を実施し、緊急時のエネルギー供給体制の強化に取り組んでいます。
(参考)
燃料供給訓練とは、燃料充填、燃料輸送、燃料供給の総称として四国経済産業局では使用しております。今回は、充填のための訓練を実施します。
過去の訓練写真
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ドラム缶への軽油充填(模擬) -
ドラム缶陸上自衛隊車両への積込