概要

12月の鉱工業指数をみると、前月比では、生産は4カ月ぶりの低下、出荷は2カ月ぶりの上昇、在庫、在庫率は2カ月ぶりの低下となった。

なお、前年同月比では、生産、出荷は9カ月連続の低下、在庫は4カ月連続の低下、在庫率は2カ月ぶりの低下となった。

鉱工業指数の動向

四国及び全国の指数は平成27年を100とした値

四国

項目	生産	出荷	在庫	在庫率
季節調整済指数	87.2	88.7	91.3	108.5
前月比（パーセント）	▲1.7	1.6	▲6.9	▲27.6
原指数	89.5	92.4	89.5	108.3
前年同月比（パーセント）	▲6.5	▲4.9	▲12.6	▲19.7

全国

項目	生産	出荷	在庫	在庫率
季節調整済指数	93.2	92.3	95.3	113.6
前月比（パーセント）	▲1.6	▲1.6	1.1	2.0
原指数	97.5	97.2	93.2	106.1
前年同月比（パーセント）	▲3.2	▲3.4	▲8.4	▲3.1

生産

生産は、前月比1.7パーセント減（前年同月比6.5パーセント減）となり、生産指数（季節調整済）は87.2となった。業種別にみると、汎用・生産用機械工業、非鉄金属工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、輸送機械工業、プラスチック製品工業、化学・石油石炭製品工業などが上昇した。

出荷

出荷は、前月比1.6パーセント増（前年同月比4.9パーセント減）となった。業種別にみると、輸送機械工業、非鉄金属工業、電気機械工業などが上昇し、汎用・生産用機械工業、食料品工業、その他工業などが低下した。

在庫

在庫は、前月比6.9パーセント減（前年同月比12.6パーセント減）となった。業種別にみると、非鉄金属工業、化学・石油石炭製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、プラスチック製品工業、窯業・土石製品工業、繊維工業などが上昇した。

在庫率

在庫率は、前月比27.6パーセント減（前年同月比19.7パーセント減）となった。

その他

鉱工業生産活動は、緩やかな持ち直しの動き。

引き続き、新型コロナウイルスの影響などによる国内外市場の動向を注視する必要がある。

詳細

詳細は次の資料を参照してください。

• 令和2年12月分 四国地域の鉱工業生産・出荷・在庫指数速報（PDF形式：612KB）

担当課

総務企画部 企画調査課