第422号(2024年7月25日)


◆メールマガジンin四国知的財産活用推進協議会  第422号(2024年7月25日)◆

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1. 目 次
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【1】 知財活動事例集 ~中小企業の舞台裏 14事例~を刊行しました(特許庁)
【2】 令和6、7年度「IPランドスケープ支援事業」第2回公募を開始しました!(INPIT)
【3】 「(初級)商標調査研修(審査官の視点を学ぼう!)」~受講者募集!~(INPIT)
【4】 共催セミナー「技術・知財の提供を受ける側/仲介者の観点」開催!(INPIT-KANSAI × PASONA Knowledge Partner 共催)
【5】 ウェビナー[特許庁補助金事業]「中小企業のための海外侵害対策」セミナー(JETRO)
【6】 知的財産セミナー「すぐに役立つ実践・著作権の知識」(8月6日開催)(高知県発明協会)

2. 内 容
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【1】 知財活動事例集 ~中小企業の舞台裏 14事例~を刊行しました(特許庁)
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この度、特許庁は、知的財産活動(知財活動)に取り組む中小企業を紹介する「知財活動事例集」を刊行しました。経営資源に限りのある中小企業が、捉えにくく短期的成果の見えにくい「知的財産」に取り組むには、それぞれの背景や経営者の独自の考え方があるはずです。これを解き明かすため、業種や活動内容の多様性に富む中小企業14社に取材を行い、各企業の「知財活動」に迫りました。
本事例集の構成は、冒頭にて「知財活動」を14に分類し、知財活動に取り組む全国14社の中小企業についてその背景や考え方をご紹介しています。特に、小規模企業と言われる従業員数が少ない中小企業も取り上げています。最後のコラムでは、様々な支援機関・専門家と連携した知財支援の事例も取り上げました。
「これから知的財産に取り組みたいが、どのような活動があるのか分からない」「自社の規模や業種に近い企業の取組事例を知りたい」という方など、幅広い読者層にヒントを提供する一冊となっています。
本誌が、日本の中小企業のさらなる飛躍の一助となれば幸いです。
▼ダウンロードはこちらから
https://www.jpo.go.jp/support/example/kigyou_jireii2024.html

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【2】 令和6、7年度「IPランドスケープ支援事業」第2回公募を開始しました!(INPIT)
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いま、企業の強みは「見える強み」から「見えない強み(知財等)」へ変化しています。
そのため、企業の経営戦略や事業戦略を検討する際に、自社の「強み」やライバル企業の状況、市場や技術開発の動向などをふまえた戦略を策定するためには、知的財産の情報も加味することが欠かせません。
本事業では、「市場」や「事業」の情報に「知財」の情報を合わせた分析を行い、企業の抱える経営や事業の課題に対して、強みを活かした意思決定やアクションをご支援いたします。
こちらは公募制の事業になります。利用者の費用負担はありません。
■公募スケジュール
  第2回公募:令和6年7月22日(月曜日)から8月9日(金曜日) 17時まで
■本事業への応募方法等
  事業HP:https://www.inpit.go.jp/katsuyo/ipl/index.html
  *上記HPにて、「市場・戦い方・連携相手を見極めるIPランドスケープマニュアル」も公開中!

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【3】 「(初級)商標調査研修(審査官の視点を学ぼう!)」~受講者募集!~(INPIT)
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INPIT(インピット)は、(初級)商標調査研修(審査官の視点を学ぼう!)をオンラインで開催します。
本研修では、特許庁審査官OBの弁理士等を講師に迎え、商標制度の概要、商標審査の考え方、商標検索に必要な事項について、講義だけではなく、検索実習、グループディスカッションを通じて学習していただけます。ご関心のある方は、ぜひ、この機会にお申し込みください!
商標調査についてご理解の一助となれば幸いです。
■募集期間:令和6年7月23日(火曜日)から8月28日(水曜日)
■研修期間:令和6年9月25日(水曜日)から9月26日(木曜日)(2日間)
■受 講 料:13,000円(消費税込)
■主  催:INPIT(インピット)
▼詳細はコチラ
https://www.inpit.go.jp/jinzai/kensyu/venture/trademark/index.html

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【4】 共催セミナー「技術・知財の提供を受ける側/仲介者の観点」開催!(INPIT-KANSAI × PASONA Knowledge Partner 共催)
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これからの日本の産業力強化のためには、スタートアップ企業のみならず、あらゆる規模・業態の企業において、オープンイノベーションの実践により自社の製品・サービスの対他競争力を高めることが重要です。
今回のセミナーでは、実際に他社の保有する技術・特許を取り込むことに成功した企業の事例を通じ、知財・技術のマッチングの実態について詳しくご紹介します!
■開催日時:令和6年8月7日(水曜日) 15時から16時45分
■開催形式:ハイブリッド開催
  リアル会場:INPIT-KANSAI内会議室(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC9階)(アクセス)
  オンライン:Zoom
■参加費:無料
■お申込み期限:令和6年8月5日(月曜日) 17時 申込み締切
■定員:会場:20名/オンライン:100名です(先着順)
▼詳細はコチラ
https://www.inpit.go.jp/kinki/event/20240712.html

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【5】 ウェビナー[特許庁補助金事業]「中小企業のための海外侵害対策」セミナー(JETRO)
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本ウェビナーは、ジェトロの支援事業の広報を目的として実施しますが、中小企業等の侵害対策の取組に資するため、第1部の基調講演では模倣品の商流・流通や税関差止概況に関する情報提供を行い、第2部において支援事業のご説明と活用された企業様の事例紹介を行います。今後の海外ビジネス戦略を立てるにあたり、産業財産権を守りながらビジネスを展開していくことの重要性を認識し、必要とされる方に本事業をご活用いただきたく、まずは本ウェビナーにご参加ください。
■日時:令和6年7月30日(火曜日) 14時00分から16時30分
■場所:オンライン開催(使用アプリケーション:Zoom)
■主催・共催:特許庁、ジェトロ
■参加費:無料
■定員:450名 定員になり次第締め切らせていただきます。
▼詳細はコチラ
https://www.jetro.go.jp/events/iga/6aaa78255666a56a.html

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【6】 知的財産セミナー「すぐに役立つ実践・著作権の知識」(8月6日開催)(高知県発明協会)
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本セミナーでは、基本的な著作権の知識を有する方等を対象に、様々な場面で生じる著作権と身近な侵害事例などを交えて解説します。それぞれの職場の業務、インターネットやSNSの利用の際などで、直ぐに役立つ著作権に関する実務的な知識や実際に著作物を利用する時の注意点等を習得して頂けます!
 ◆日時:令和6年8月6日(火曜日) 14時から16時
 ◆申込期限:令和6年7月31日(水曜日)
   ※ 高知県在住又は高知県内に勤務されている方に限ります。
  お申し込みは ⇒ https://forms.gle/Hea5FEHbbkEpThgT6
 ◆開催方法:高知県工業技術センター & ZOOMオンライン
 ◆講師:株式会社ループホール 代表取締役 弁理士 城田晴栄 氏
 ◆参加費:無料
 ◆定員:会場 90名
 ◆主催:高知県・日本弁理士会四国会
▼詳細はコチラ
https://sites.google.com/site/kochijiii/event-seminar?authuser=0

━━━━━━━━━━━◆◇ 専門家無料相談会情報 ◇◆━━━━━━━━━━━━
1. 知財総合支援窓口専門家常駐相談会のご案内(INPIT)
(独)工業所有権情報・研修館では、四国4県の知財総合支援窓口に、週1回弁護
士、弁理士を常駐させ、知的財産権に関するあらゆるご相談をお受けしていま
す。来訪による相談のほか、電話による相談も可能です。(予約制)

【徳島県】 INPIT 徳島県知財総合支援窓口
【開催日】 7月26日(金曜日)
【場所】 徳島市雑賀町西開11-2
▼詳細はコチラ
https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/tokushima/news/cat1091/65_1.html

【香川県】 INPIT 香川県知財総合支援窓口
【開催日】 7月25日(木曜日)、8月1日(木曜日)、8日(木曜日)、15日(木曜日)
【場所】 高松市林町2217-15 香川産業頭脳化センタービル 1階
▼詳細はコチラ
https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/kagawa/consultation/consult_info/

【愛媛県】 INPIT 愛媛県知財総合支援窓口
【開催日】 8月2日(金曜日)、7日(水曜日)、14日(水曜日)、15日(木曜日)
【場所】 松山市久米窪田町337-1 テクノプラザ愛媛 2階 201号
▼詳細はコチラ
https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/ehime/consultation/consult_info/
8月2日(金曜日)は、新居浜市一宮町1丁目5-1 (新居浜商工会議所)

【高知県】 INPIT 高知県知財総合支援窓口
【開催日】 7月26日(金曜日)、8月2日(金曜日)、13日(火曜日)、14日(水曜日)、15日(木曜日)
【場所】 高知市南はりまや町二丁目14-8 濱田ビル2階
▼詳細はコチラ
(7月)https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/kochi/news/cat2800/67.html
(8月)https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/kochi/news/cat2800/68_1.html

2. 弁理士無料発明相談会のお知らせ(日本弁理士会四国会)
日本弁理士会四国会では、弁理士による無料の知的財産に関する相談会を行って
おります。ご来訪による相談希望の方は、電話でご予約ください。
★相談時間(13時から16時まで)
https://jpaa-shikoku.jp/soudan/

━━━━━━━━━◆◇ SHIKOKU知財コラム ◇◆━━━━━━━━━━ 
日本弁理士会四国会 弁理士 山内康伸

そもそも特許の社会的役割は何?

 特許を取れば大金持ち!というイメージが世間にはある? 本当だろうか!執
筆者は気になってアンケートをとったことがある。
 対象者は大学院MBAコースの学生さんだ。全員社会人経験がある。アンケートの
結果は、約三分の一の人がYESというものであった。

 これには驚いた。特許の社会的役割は余り理解されていない、ということでは
ないか! かといって、一介の弁理士が特許のビジネス上の役割をとうとうと論
じて、世間様に認識を改めてもらえるだろうか(実はMBAコースの授業では、
そう期待してしゃべっているのだが)。

 と、悩んでいるとき、格好の書籍を見つけた。『イングランド銀行公式 経済
がよくわかる10章』である。そこに出てくる項目“あえて独占を認める「特許制
度」”のポイントは、つぎのとおり。

「資金と時間と労力を注ぎ込んでようやく新薬の開発に漕(こ)ぎ着けてから、誰
かがやってきてあなたの製法を真似て薬を作り始めたとしたら?……相手は開発
コストをいっさいかけていないのだから、あなたより大幅に安く販売できる。……
 こうした事態になる可能性があるとわかっていたら、そもそも新薬の開発にあ
なたは乗り出すだろうか?答えはたぶんノーだ。……
 特許権の保有者だけが新薬を製造販売できるとなれば、投じた費用を回収でき
る可能性は高い。逆説的なようだが、このような場合、独占はイノベーションを
阻むのではなく、むしろ後押しする効果がある。」

 この最後の2行がキモになります。実にうまく説明されています。ホッとした。
というのは、執筆者作のMBAコースのテキストにも、自分の企業体験を基にして、
同様の解説をしていたのだ。ホッとした、というのは自分が間違っていなかった
という意味である。

 皆様には、ぜひ『イングランド銀行公式 経済がよくわかる10章』(イングラ
ンド銀行、ルバル・パテル、ジャック・ミーニング著、村井章子訳、2023年8月
26日刊、株式会社すばる舎)をお読み下さい。101から102頁です。

 執筆者は、次回に、特許制度のうまい使い方、格好良くいうと「特許戦略」に
触れたいと思っています。なんとそれは生物の生存戦略に似ているのです。では、
次回をお楽しみに!

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