No.1

令和2年10月20日 発表

有限会社 ポルテ

世にないものを新たに作り出す「0を1に!」を掲げ、ステンレスと繊維をハイブリッドした安全防護具のパイオニア


竹北専務
専務取締役 竹北 昌成 氏

1990年(平成2年)の創業時から、地域資源である手袋の生産技術を生かした手縫い作業による消防・レスキュー作業用の手袋、腕カバー、前掛けなどの安全保護製品の製造・販売を行ってきた。

リーマンショックにより、主力であった半導体製造装置用断熱保温材の売上が激減する中、地場産業である手袋生産の空洞化を解消したいとの思いから、世界初となる「立体手袋の自動縫製システム」開発に成功した。これにより確かな技術のみならず、量産技術を整えた。

同技術を用いて、「耐突刺手袋」や高機能アラミド繊維を内包した「耐切創・耐突刺手袋」を製品化し、平成24年から自社ブランドを立ち上げ、棘のある柑橘類の収穫作業、栗の収穫作業、動物用(かみつき防御用)等、様々なラインナップを展開している。(平成27年地域産業資源活用事業計画認定)

また、商業施設やホテル客室等のゴミ箱に不法投棄されたインスリン自己注射の注射針からゴミ分別等作業者を守りたいとの思いから、注射針が刺さらない手袋の開発に着手。針が刺さらないモノは縫製できないという常識に立ち向かい、薄板ステンレスと繊維のコラボレーションに挑戦。薄く、軽く、手の動きを阻害せず柔軟に動く、世界初の「ステンレス内蔵耐針手袋」を製品化した。医療現場での誤刺防止やゴミの分別作業等での耐針手袋として多くの現場で採用されている。

ステンレスが内蔵された製品1
サスケシリーズ

この技術は、トンネル等のコンクリート構造物の補修工事で用いられる超高圧ウォータージェットから作業員を守るステンレス内蔵安全防護具の製品化や、シーバスフィッシングでのアカエイの毒針防護具の開発にも生かされている。

これら一連の製品開発から、産業用手袋業界では、ステンレスなら四国のポルテと言われるまでになり、多くの引き合いや新たな開発依頼を受けるようになった。

さらには、コロナ禍のマスク不足の中でも、同社の技術、設備を活用し、軽く、薄く、涼しい無縫製布マスクを製品化し、好評を得ている。

世にないものを新たに作り出す「0を1に!」を掲げ、ステンレスと繊維をハイブリッドした安全防護具のパイオニアを目指し、新たな開発に取り組んでいる。

下の画像をクリック(タップ)すると拡大します

専務取締役 竹北 昌成 氏 展示品を前に 展示ブース 平成28年に竣工した新社屋 耐突刺手袋 地域資源認定製品 棘のある柑橘類の収穫作業 耐針作業手袋「インスリンガード」 N-Cap インスリンガードエックス SUS-K GLOVE(サスケグローブ) SUS-K-BOOTS(サスケブーツ) SUS-K-JACKET(サスケジャケット) SUS-K-SALOPETTE(サスケサロペット) SUS-K RAYS(サスケレイズ) キシリトールマスク

Date
企業データ

名称
有限会社 ポルテ
所在地
香川県東かがわ市
事業内容
製造販売業
受賞歴・政策の活用・特許等
  • 第23回四国産業技術大賞 産業振興貢献賞(四国経済産業局長賞)受賞(平成31年)
  • はばたく中小企業小規模事業者300社(技術部門)表彰(平成28年 経済産業省)
  • 地域資源認定 手袋加工技術(平成27年 経済産業省)
  • ものづくり補助金 採択
    • 突き刺し防止手袋の生産及び開発(平成24年)
    • 半導体製造装置メーカー向け配管ヒーターの増産体制の構築(平成26年)
    • ステンレス内蔵耐針指カバーの増産体制の構築(平成28年)
  • 現在取得している特許数 6件
  • 出願している特許数 3件
ウェブサイト
有限会社 ポルテ別ウィンドウで開く
お問い合わせ
TEL 0879-25-7800

※掲載の内容は、令和2年10月20日現在のものです。

Point
ワンポイント解説

四国産業技術大賞

四国地域イノベーション創出協議会が平成8年度から四国の産業技術の発展に大きな貢献のあった企業や団体の表彰を行っている。

優れた技術を持つ企業を発掘し功績を称えることで、企業等の士気高揚を図り、もって四国地域の産業技術の高度化に資することを目的としている。

同社は四国経済産業局長賞である「産業振興貢献賞」を平成31年に受賞。

関連サイト

イノベーション四国顕彰事業(一般財団法人 四国産業・技術振興センターウェブサイト)別ウィンドウで開く