第4回

令和3年1月22日 発表

㐧一衛材 株式会社

暮らしの中で必要とされる吸収体商品でニッチ・トップを目指す


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㐧一衛材 株式会社 社屋

㐧一衛材株式会社は、紙綿製品の先発メーカーとして1965年に創業した特殊吸収体のパイオニア。「特長ある製品づくり」をモットーに、暮らしや産業の中から生じる不要な液体や気体を吸収する商品を開発している。

企業理念は「創造と実践」であり、創業時から生産している生理用ナプキンの他、同技術を応用し、大人用紙おむつを始めとする医療・介護用品、ペットケア用品、肉・魚の鮮度保持用吸収シート等の産業用品など、暮らしに必要な様々の分野に吸収体商品を展開。商品ラインナップは600品目を超えている。

2017年には地域経済の担い手として経済産業省の地域未来牽引企業に選定された。

卓越した商品開発力と現場目線

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代表取締役社長 星川 光宏 氏

同社の事業スタイルは、消費者や現場のニーズをいち早くキャッチしカタチにする開発・提案型営業。吸収体の独自技術を基礎とした商品開発力と製造技術で、画一的な商品の大量生産ではなく、多品種少量生産を可能にしている。また、商品開発で重視しているのが、現場の意見収集と商品化過程での機能性に関する客観的根拠の検証で、これにより、完成度の高い商品を提供している。常に新しい機能・用途を付加し、開発商品の特許取得にも力を入れている。

社会課題を解決する商品開発

超高齢化社会を迎えた日本で社会問題となっている医療・介護分野での人手不足、老々介護に対し、地域の基幹病院等の現場の意見から開発したのが「ドクターズ.one」シリーズの「ポータブルトイレシート」である。使用者が気にする排泄音や臭いを抑え、使用後も手を汚さずワンステップで処理できるなど、介護者の省力化・省人化、感染対策にも繋がる商品である。災害で断水した洋式トイレにも簡単にセットできるため災害時のトイレ確保に効果的である。

また、昨今の集中豪雨等、急な増水時に、土が用意できない所でも土嚢の代わりに使用できる「防災人」シリーズの「吸収土のう」を開発。厚さ3ミリメートル、重さ150グラムの吸水シートが水を吸水することで、短時間に13キログラム、10センチメートルの厚さに膨らむ。保管場所を取らず、すぐに使用でき、廃棄も簡単なことから災害時の備えとして注目されている。

一方、創業以来の主力商品である生理用ナプキンも、センターシートだけでなく、サイドガードもコットンにした全面コットンナプキン、「CHÉRICOT(シェリコット)」を開発する等、中小生理用ナプキンメーカーとしての存在感を見せている。

暮らしの中に「快適」と「満足」を届ける企業、吸収体の㐧一衛材

同社は、中小企業の小回りのきく優位性を生かし、社会生活の潜在的な課題を発掘、それを解決するための商品を開発することで、吸収体のニッチトップメーカーを目指している。

「大きく変化していく社会環境に柔軟に対応し、暮らしの中で満たされていないものを見出してお届けしたい。」という同社の思い。創造と実践を重ねながら、社会に必要なワンランク上のものを提供するために研究開発が続いている。

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Date
企業データ

名称
㐧一衛材 株式会社
所在地
香川県観音寺市
事業内容
製造業 紙加工品メーカー
受賞歴・政策の活用・特許等
  • 地域未来牽引企業(平成29年度)
  • ものづくり補助金(平成30年度補正)
ウェブサイト
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お問い合わせ
TEL 0875-52-3131

※掲載の内容は、令和3年1月22日現在のものです。

Point
ワンポイント解説

地域未来牽引企業

経済産業省では、2017年度から地域内外の取引実態や雇用・売上高を勘案し、地域経済への影響力が大きく、成長性が見込まれるとともに、地域経済のバリューチェーンの中心的な担い手、および担い手候補である企業を「地域未来牽引企業」として選定している。

また、選定企業の目標達成を後押しするため、経営基盤強化、IT 導入による生産性向上、人材確保、産学官連携、研究開発、海外展示会出展等の販路開拓、事業承継等、幅広いニーズに対応する様々な支援策を活用し、重点的な支援を行う他、各経済産業局に配置している「地域未来コンシェルジュ」が、ワンストップで企業からの相談、問い合わせ等に対応する等、様々な方法で企業の取組を後押ししている。

同社は2017年(平成29年度)に選定され、「防災人」ブランドの確立や新規顧客の確保のため、GNCJ(グローバル・ネットワーク協議会)の「簡易戦略コンサルティング」を活用した。

関連サイト

地域未来牽引企業(経済産業省ウェブサイト)別ウィンドウで開く