令和6年3月27日
「令和5年度次世代サステナブル技術を活用した知財エコシステム構築事業」の一環として、先端技術の発展を背景に、「フードテック」を活用した新たなビジネスの創出に関心が高まっていることから、四国でのフードテック分野における多様なビジネスモデルの創出に向けた普及開発啓発セミナーを開催しました。
開催内容
- 日時
- 令和6年2月1日(木曜日)
13時00分から15時40分まで - 場所
- 高松サンポート合同庁舎 北館 低層棟2階 アイホール(香川県高松市)
- 主催
- 四国経済産業局
- 協力
- 四国地域産業技術連携推進会議、四国地域イノベーション創出協議会
- 後援
- 四国健康支援食品普及促進協議会
- 事業受託先
- 一般財団法人四国産業・技術振興センター(STEP)
セミナーでは、四国においてフードテックを通じて地域産業の活性化や社会課題解決に取り組んでいるベンチャー企業から取組事例をご紹介いただくとともに、フードテック分野の特許取得事例や農林水産省、経済産業省におけるフードテック関連の施策を紹介しました。
セミナー受講者からは、「ベンチャー企業の新技術や新しい試みを知る機会は少ないので面白かった。」「フードテック推進の背景から取り組みまで、全体を俯瞰する内容となっていて勉強になった。」などの感想が寄せられました。【来場者数 会場54名、オンライン50名】
内容
- 開会挨拶
経済産業省 四国経済産業局 地域経済部 製造産業・情報政策課 参事官 菅原 卓也 - 施策紹介
「農林水産省におけるフードテック推進の取組」
(説明者)農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部 新事業・国際グループ 河合 美旺 氏
(内容)フードテック推進の背景及び農林水産省における事業化支援、フードテック官民協議会等の様々な取組について紹介されました。
「経済産業省におけるフードテックの取組と支援施策紹介」
(説明者)関東経済産業局 地域経済部 次世代産業課 係長 川崎 聡也
四国経済産業局 地域経済部 製造産業・情報政策課 係長 瀧本 愛実
(内容)経済産業省関連の支援施策及び関東経済産業局が立ち上げたフードテックコミュニティやJ-Startup、TAEM EXPO2025について紹介。 - 特別講演
- 「未利用資源が繋ぐ地域循環ビジネスの輪」
(説明者)合同会社liveR マーケティングマネージャー 木村 信博 氏
(内容)コーヒーかすの堆肥化によるアップサイクルの構築を目指すプロジェクトについて紹介されました - 「身近な健康食品から生まれるフードロス削減技術」
(説明者)株式会社PlastiFarm 研究所長 白米 優一 氏
(内容)健康食品成分(ポリγグルタミン酸:PGA)を改質した新素材「PGAIC」を用いたフードロス削減への貢献について紹介されました。 - 「循環型タンパク質としてのコオロギの可能性について」
(説明者)株式会社グリラス 代表取締役CEO 渡邉 崇人 氏
(内容)昆虫食の意義や取り巻く環境の説明とともに、高効率な循環型コオロギ事業の構築に向けた取り組みについて紹介されました。
- 「未利用資源が繋ぐ地域循環ビジネスの輪」
- 閉会挨拶
(一財)四国産業・技術振興センター 理事長 池澤 寛