令和7年2月14日
最終更新:令和7年2月19日
- 【更新】研修動画を掲載しました(令和7年2月19日)
物価高や人手不足など厳しい状況に置かれている事業者が多く存在する中、収益力低下や借入金増加に直面する中小企業においては、早期の経営支援の着手が重要です。
四国経済産業局では、中小企業活性化協議会と金融機関等の支援機関との連携をより深め、地域における早期の経営支援着手を広げる取り組みを四国財務局と連携して実施しました。
全国47都道府県に設置している中小企業活性化協議会の機能紹介をはじめ、早期の支援着手の重要性を説明する「広報ツール(チラシ)」や各支援機関実務者が好きな時間に施策を学べる「オンデマンド研修動画」を作成しましたので、日々の支援業務にご活用いただけますと幸いです。
早期の支援着手に向けた取り組みについて
経営改善支援・事業再生支援等においては、早期の支援着手が重要となる中、資金繰り等がぎりぎりの状態においてようやく支援に至るケースも少なくありません。相談・支援着手が遅れるとその後の選択肢が狭まり、事業再生・事業継続の可能性が下がってしまいます。

早期の経営支援について、地域の支援機関が一体となって取り組むために、金融機関営業店担当者や士業の方々といった事業者と直接対話する支援機関の実務者に向けて以下のツールを作成しました。
これらツールを事業者支援にあたる実務者にご活用いただくことで、早期の支援着手・中小企業活性化協議会への相談持込みの促進等を図り、「地域の支援ネットワーク」における経営改善支援・事業再生支援の最大化・支援力の強化につなげることを期待しています。
早期経営支援の促進を図るチラシについて
本チラシは、「早期の支援着手の重要性」や「中小企業活性化協議会」について説明したものとなっており、事業者との対話の中で使用できるツールとなっています。早期の支援着手の重要性を訴求する内容であるほか、中小企業活性化協議会の支援機能を分かりやすく説明しておりますので、中小企業活性化協議会のことをあまり知らない事業者への説明にも使用できます。
経営者との対話や事業者支援にあたる中で、資金繰りに窮する前の早期の支援着手や中小企業活性化協議会への相談持込みが必要な事業者に対してご使用ください。

オンデマンド研修動画について
事業者支援にあたる実務者に向けたオンデマンドで学べる研修動画(以下3種類)を作成しました。
行政が実施する説明会等への参加が難しい方々や新たに事業者支援に関する業務等に就く方々など、本研修動画をご視聴いただき、それぞれの支援業務にお役立てください。
中小企業活性化協議会のスキーム(14分54秒)
本動画は、地域の支援機関の一つである「中小企業活性化協議会」について、スキーム等を分かりやすく動画にまとめたものとなっています。中小企業活性化協議会がどのような組織で具体的にどのような手順で支援を行うのか、アニメーションを用いて説明しています。
中小企業活性化協議会のスキーム-早期の経営改善に向けて-
(経済産業省公式YouTubeチャンネル metichannel)
- 中小企業活性化協議会とは
- 収益力改善支援
- 再生支援・プレ再生支援
- 再チャレンジ支援
- まとめ
予兆管理の重要性とポイント(15分50秒)
資金繰りに窮して初めて経営支援を考えるケースも少なくない中、日々の支援業務の中で経営悪化の予兆をつかむことが非常に重要です。本動画は、「予兆管理の重要性及びその確認ポイント」、そして、「経営者とのコミュニケーション」について簡単にまとめており、主には、「金融機関の若手行員」、「各支援機関において初めて事業者支援にあたる実務者」といった実務経験が少ない方々に向けた内容となっています。
- 予兆管理の重要性
- 予兆管理のポイント(財務情報・不適切会計・非財務情報)
- 経営者との対話のポイント
- まとめ・参考支援ツールの紹介
早期経営改善計画策定支援事業について(11分51秒)
本動画は、早期の経営改善計画を作成する際に活用できる「早期経営改善計画策定支援事業」のスキーム等をまとめた内容となっています。事業の流れ・作成する計画の中身をはじめ、本支援事業を活用した具体的な事例などを用いて、事業の内容について説明しています。
- 早期経営改善計画策定支援事業とは
- 活用の流れ
- 経営改善計画策定支援事業との違い
- 活用事例紹介
- まとめ
(参考)中小企業活性化協議会の概要パンフレットについて
中小企業活性化協議会の概要をまとめたパンフレットを新たに作成しました。
金融機関ほか各支援機関において、事業者から相談や詳細な説明が必要となる場合にご活用ください。