四国経済産業局

インタビュー

「事業継続力強化計画」 策定への道しるべ!
協同組合マッシュ櫛渕浜田氏の写真


協同組合マッシュ櫛渕
代表理事 浜田 光且 様

【ポイント1】農業者主体の中小企業等協同組合法に基づく事業協同組合
【ポイント2】「単独型」の後に「連携型」事業継続力強化計画を策定
【ポイント3】地域の一事業者として、認定事業者の立場から事業継続力強化計画についてPRしていきたい

会社のご紹介

協同組合マッシュ櫛渕は徳島県小松島市に拠点を置く菌床シイタケ栽培に関わる事業者が集まった組合です。徳島県は全国一の菌床シイタケの産地ですが、中でも同組合の生産量が最多となっています。農業者主体の事業協同組合による事業継続力強化計画は多くはない中、令和4年に「単独型」、続いて令和7年に「連携型」事業継続力強化計画を策定・認定されており、積極的な取り組みをされていることから、代表理事 浜田 光且 様にインタビューさせていただきました。

事業継続に向けた歩み-単独型から連携型へ-

──令和4年に「単独型」事業継続力強化計画を策定・認定されていますが、当初計画作成に取り組まれたきっかけを教えてください。

普段から関係のあった中小企業診断士の方から本計画についてお話を聞いたのがきっかけです。それまでは災害等に危機意識はあったものの、どう行動していいかわからない状況でした。でも、事業継続力強化計画の存在を知って、是非すぐに作りたいと思いました。実際策定してみると、いざというときにどのように行動すべきか、事前の対策として何を行えばよいか、具体的に構想するいいきっかけになりました。

──その後令和7年には「連携型」についても策定・認定されていますが。

今回連携した組合員である各事業者さんとは、生産から加工・出荷・販売までの過程では切っても切り離せない関係です。災害等が発生した際にどこかの機能が停止してしまうと、すべてがストップしてしまい、出荷体制が整わなくなってしまいます。有事の際に事業活動を絶やさないためにも改めて「連携型」の認定を取得しようと思いました。連携先の事業者さんとは日頃からお付き合いも深いですし、皆さんしっかりしているので相談も非常にしやすかったですね。スムーズに計画策定に取り組むことができました。

──外国人の実習生も多いと伺いましたが、本計画の周知はどのように行っていますか?

私が代表取締役を務めている株式会社浜田農園の従業員120人のうち50人は外国人の方です。やはり計画そのものすべてを理解していただくことは難しいですが、グループチャットを作って有事の際にもすぐに連絡できる環境を整えています。

──連携を強化するに当たって最も重要だと思うことは何でしょうか?

せっかく策定した計画を「作って終わり」にしないことですね。目標を立てたことに満足して、実行に移さず終了してしまうことってよくある話だと思うのですが、災害が起こってからでは遅いでしょう。当組合では、組合員を集めた定例会を月に2回ほどのペースで行っているのですが、その場を使って本計画を見直すことが重要だと思っています。

事業継続力強化計画の認定事業者として

──能登半島地震が起こった際、実際に現地を訪れたという浜田様。

ボランティアがきっかけで石川県に行く機会があり、同県の椎茸の産地も訪れました。大きな揺れを観測した地域だったため、ハウスの中はぐしゃぐしゃでした。自分のハウスもこのようになってしまうのかと衝撃を受けたのを覚えています。

地震ではないですが、7年ほど前にハウスが浸水したことがありました。そのときは胸あたりまで浸水して、復旧にも1ヶ月かかりました。こういった経験からもやはり災害への事前の備えって必要なんだなと感じますし、非常時こそ周囲の事業者さんとの連携が効いてくると思います。

今後も連携をより一層強化されると思いますが、今後の予定を可能な範囲でお教えください。

約半数は大阪や名古屋といった県外へ出荷しているので、連携型計画の連携先として、今後は県外の事業者も視野に入れていきたいです。

あとは、本制度の普及活動も行いたいです。私もそうでしたが、事業継続力強化計画そのものを知らない事業者は多いと思うんです。地域の一事業者として、認定事業者の立場から防災・減災対策の第一歩となる事業継続力強化計画についてPRをしていきたいなと思っています。
(令和8年2月12日掲載)

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協同組合マッシュ櫛淵

〒773-0018 徳島県小松島市櫛淵町字山口37-7


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