令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の補助事業者を採択しました;四国から3件が採択
令和6年6月24日
令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」について、令和6年2月16日から4月19日まで公募を実施したところ、230件(通常枠228件、出資獲得枠2件)の申請がありました。採択審査委員会にて厳正に審査を行った結果、この度、115件(通常枠114件、出資獲得枠1件)の事業を採択しました。
概要・目的
成長型中小企業等研究開発支援事業は、中小企業者等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う、研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組を支援するために行うものです。
採択結果
四国地域の採択情報
研究開発計画名 | 研究概要 | 主たる技術区分 | 事業管理機関法人番号 事業管理機関名 |
主たる中小企業者法人番号 主たる中小企業者名 |
連携している大学・公設試等 | 主たる研究等実施場所 |
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カーボンニュートラルで耐久性が高い工業用ゴムホースの実用化技術の開発 | 天然素材である天然ゴム(NR)に対して、補強用フィラーとして天然素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を混合した、ほぼ100パーセントCN対応可能な耐久性の高い複合材料創製技術を開発し、その技術を用いた「カーボンニュートラルで耐久性が高い工業用ゴムホース(新技術)」の実用化技術の開発を目指す。 | 9. 複合・新機能材料 | 9470005005154 公益財団法人 かがわ産業支援財団 |
4470001007365 大同ゴム株式会社 |
国立大学法人信州大学 | 香川県 |
がんの早期発見を可能にする血中miRNAを用いたqPCR検査によるがん検診技術の開発 | がん治療技術が進歩する一方で、先進国ではがんが主要な死因となっている。この課題を克服するためには、がんの検診技術を革新する必要がある。当社は、がん細胞が分泌する特定の血中miRNAに焦点を当て、これらをqPCR検査で検出できるように香川大学医学部と研究開発を行い、1回の採血で多種類のがんが高精度かつ格安で超早期発見できる検査試薬を開発する。 | 11. バイオ | 9470005005154 公益財団法人 かがわ産業支援財団 |
3470003001532 合同会社Seto labo |
国立大学法人香川大学 | 香川県 |
『被災時の早期復興』『インフラ管理の効率化』を実現する「4次元マッピングプラットフォーム」の開発 | 本研究では、映像を使用して座標値や長さ・高さを計測でき道路維持管理や被災時の被害状況記録で活用がなされている「GMS3」について、異なる時間の映像を比較できるプラットフォームがあれば、更なる活用・効率化が見込まれることから、「GMS3」に時間の概念を加え、4次元化を図る。さらに、「GMS3」で使用する従来の地中レーダのウィークポイントを克服する新方式の地中レーダの開発を行い、高精度化を図る。 | 12. 測定計測 | 8500005006991 公益財団法人 えひめ産業振興財団 |
3500001001274 株式会社カナン・ジオリサーチ |
国立大学法人愛媛大学 愛媛県産業技術研究所 |
愛媛県 |