令和7年3月11日
「令和6年度フードテック分野における知財活用支援事業」の一環として、四国地域が食関連分野において保有するブランド力や技術力を最大限に活かし、 知財・販路開拓戦略に基づくイノベーション創出に向けた、普及啓発セミナーと展示会を同時開催いたしました。
開催概要
- 日時
- 令和7年1月15日(水曜日)13時00分から16時10分まで(展示会:11時00分から17時00分まで)
- 場所
- サンポートホール高松 第2小ホール(香川県高松市サンポート2-1)
- 主催
- 経済産業省 四国経済産業局
- 協力
- 四国地域産業技術連携推進会議、四国地域イノベーション創出協議会
- 後援
- 四国健康支援食品普及促進協議会
- 事業受託先
- 一般財団法人 四国産業・技術振興センター(STEP)
セミナー内容
セミナーでは、フードテックに係る分野でご活躍の専門家の方から、世界におけるフードテック関連動向や日本の強みについてご紹介いただくとともに、四国の支援機関、企業から独自の取り組み事例をご紹介いたしました。参加者の皆様からは、「フードテックの動向や知財関連のことなど、今後役立つ知見が得られて良かった。」「取組事例紹介で四国の先進事例について勉強になった。」などの感想が寄せられました。
開会挨拶経済産業省 四国経済産業局
基調講演「食の進化の最前線 -フードテックのインパクトと日本の可能性-」
フードテック革命(発行元:日経BP)共著
株式会社UnlocX代表取締役CEO 田中 宏隆 氏
フードテックという領域において、世界で何が起き、なぜ食の進化が求められているのか、その中で、日本に対する期待値は何か、日本にとってどのような可能性があるのかについてご紹介いただきました。
特別講演(知財専門家)「特許から見たフードテック分野の技術トレンドと注目企業」
株式会社イーパテント
代表取締役社長/知財情報コンサルタント® 野崎 篤志 氏
フードテック全体、個別領域(植物肉、昆虫食など)の特許出願状況から見たトレンドやフードテック領域においては領域ごとの特性に応じた特許戦略を取ることの重要性についてご紹介いただきました。
取組事例紹介- 「伝統技術と新技術の融合を促す公設試の取り組み」
高知県工業技術センター食品開発課 課長 森山 洋憲 氏
高知県内の酒造会社での独自性が高いアルコール飲料の開発における新技術の知見活用事例や美味しさの見える化の取り組みについてご紹介いただきました。 - 「国産ライチのスマート栽培技術の開発と社会実装に向けた活動」
株式会社四国総合研究所 電子アグリ技術部 副部長(研究主幹) 兼 アグリバイオグループ長 工藤 りか 氏
30年以上にわたる農業電化研究の成果を活用した国産ライチのスマート栽培技術と付加価値化(機能性表示食品」届出、「美の紅果」ブランディング)の取り組みについてご紹介いただきました。 - 「バスケットで育てる牡蠣養殖×スマート水産業」
株式会社リブル 代表取締役・CTO 岩本 健輔 氏
牡蠣養殖から日本の水産業の改革に取り組む水産ベンチャー企業として、種苗生産から成品生産販売まで、IoTスマート養殖技術を使った一貫生産の取り組みについてご紹介いただきました。
一般財団法人 四国産業・技術振興センター 理事長 池澤 寛
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セミナー会場(開会挨拶 四国経済産業局) -
セミナー会場(基調講演)
展示会内容
- 伊方サービス株式会社
- 「河内晩柑オーラプテンパウダーの開発」
河内晩柑の機能性成分「オーラプテン」を高濃度に含有したパウダーの製品化の展示 - 株式会社中温
- 「雪温冷蔵ショーケース」
生鮮食料品の鮮度維持とフードロス削減に貢献する技術の展示 - 株式会社リブル
- 「牡蠣養殖から日本の水産シーンを変える -世界一おもしろい水産業へ-」
日本中の漁業者さんと協働しながら、今までに無かった水産業へのチャレンジの展示 - 兼松エンジニアリング
- 「マイクロ波抽出装置」
柑橘類など様々な食品素材から低温かつ低コストで香気成分を抽出する技術・サンプルの展示 - 株式会社四国総合研究所
- 「国産ライチのスマート栽培技術の開発と社会実装に向けた活動」
独自開発したライチのスマート栽培技術と社会実装への取り組みの展示 - 一般財団法人 四国産業・技術振興センター
- 「ヘルシー四国/ヘルシー・フォー」
四国発!ヘルシー食品 &素材マッチングウェブ「ヘルシー四国」や四国独自の民間認証による「四国健康支援食品制度(ヘルシー・フォー)」の展示
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展示会会場 -
展示会会場
担当課
地域経済部 製造産業・情報政策課- 担当
- 和田、小松、惠谷
- 電話
- 087-811-8518