ビジネスチャレンジメッセTOKUSHIMA2025で、フードイノベーション事業の紹介をしました
令和7年10月27日
四国経済産業局では、四国地域の食産業の価値向上を目的にフードイノベーション支援事業を展開しています。
この度、ビジネスチャレンジメッセTOKUSHIMA2025内で開催された「FOODTECH Meetup 2025 -四国・徳島から挑む食の未来-」(主催:農林水産省フードテック官民協議会)にて、本事業について紹介いたしました。
開催概要
- 日程
- 令和7年10月9日(木曜日)14時40分から17時30分まで
- 会場
- アスティとくしま 1F 第1会議室(徳島県徳島市山城町東浜傍示1番地1)
- プログラム
- 農林水産省のフードテックの取組み
農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部 新事業・国際グループ/吉田 和樹 氏 - 四国から始まるフードイノベーション -地域資源とテクノロジーの融合-
四国経済産業局 地域経済部 製造産業・情報政策課 経済産業技官/惠谷 優希 氏 - 徳島県のフードテック・イノベーション創出に向けた取組みについて
徳島県 経済産業部 産業創生・大学連携課 課長/大竹 耕太 氏 - 次世代産業の創出拠点:徳島大学バイオイノベーション研究所の取り組み
徳島大学バイオイノベーション研究所 所長 教授/三戸 太郎 氏 - フードテックのグローバルトレンドと日本のスタートアップの可能性
CIC Institute Director/名倉 勝 氏 - 食品中エクソソームの品質評価技術とその産業応用
株式会社Egret・Lab 取締役/冨永 辰也 氏 - 希少糖イノベーション:D-アルロースの食品分野での実用化
香川大学・国際希少糖研究教育機構・機構長/秋光 和也 氏 - 地方から世界へ、食の可能性を拡げる
株式会社ふじや 代表取締役社長/鍛谷 徹 氏 - スマート水産業の可能性と実態について
株式会社リブル 共同代表 CTO/岩本 健輔 氏 - 生物の潜在的な力を借りて、あなたと地球の課題を解決する産業を創造する
株式会社セツロテック 精密育種事業本部 部長/大西 弘二 氏 - 詳細
- 詳際は以下のチラシをご覧ください。
四国経済産業局の紹介内容について
当局がなぜ「フードテック」に注目しているのか
フードテックの市場は急拡大しており、世界市場規模は、2050年には279兆円まで急成長する見込みとされている。また、「食産業」は過景気に左右されない安定した業種であり、1次産業だけではなく、他産業への波及効果があることなど、分野として底上げすることでの経済効果が大きい。
さらに、四国地域は、四県それぞれについて食分野における強みが明確化しており、技術相談窓口である公設試においても、四県全てに食関連部門が設置されるなど支援体制も充実している。
実際に、スタートアップ企業の成功モデルを創出することを目的とした「J-Startup WEST」においても、選出企業の中でフードテックや食分野に展開の可能性のある技術を持つ企業が全体の約4割を占めている。つまり、四国は本分野における成長の可能性があり、既に多くのスタートアップ企業が生まれている。
しかしながら、四国地域は全国と比べて、「食料品製造業」における付加価値が低く、1社あたり、1人あたりの生産性が低くなっている。この生産性を高めることが「フードテック」分野に取り組む一番の目的である。
当局の取組
「フードテック」分野に焦点をあてた支援事業は令和6年度より実施している。昨年度実施した、関係機関へのヒアリング調査では「流行の変化、消費者のニーズの把握」「研究が先行型のプロダクトアウトな開発が多い」「トレンド発信における、都市部との格差」といった課題点が多く聞かれた。
そこで当局では、テクノロジーだけでない多角的な視点からの支援の必要から、フードテックによる社会課題解決を起点にしつつ、マーケティング戦略、品質・安全性、社会受容性といった視点も含めた一連の流れの革新を「フードイノベーション」として、「食」の未来の新たな価値創造に向けた以下の取組を、今年度試行的に実施している。
- イノベーション企業創出に向けた「マーケットイン戦略策定支援」
- B to B向け技術における「ブランディング支援」
- 公設試や産学官金を含む多様なステークホルダーとのネットワークの形成
- 四国フードイノベーションエコシステムの体制検討
当日の投影資料
共催
徳島県
