四国経済産業局

  1. ホーム
  2. お知らせ
  3. 食分野の技術ブランディング支援を実施しました

食分野の技術ブランディング支援を実施しました

令和7年10月30日

四国経済産業局では、四国地域の食産業の価値向上を目的にフードテック支援事業を展開しています。近年、エシカル消費※など、消費者の価値観が多様化しており、食の分野においても、味や価格、見た目だけでなく、環境・社会的な視点も重視されるようになっております。
このような背景から、食品製造業者は消費者ニーズの複雑化への対応に注力しています。しかしながら、BtoBで技術を提供する事業者においては、最終的な消費者イメージが希薄になりがちです。そのため、商品の前段階にあたる「技術」にも、最終製品のストーリーづくりに貢献できるようなブランド戦略が求められています。
そこで本事業では、開発者の想いやその技術の強みなどを表現するためのブランディングを、国立大学法人香川大学創造工学部 石塚昭彦研究室および、一般財団法人四国産業・技術振興センターと連携しながら進めています。

※エシカル消費:人や社会、環境に配慮した消費行動であり、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としている。

大倉工業株式会社(法人番号 2470001007268)「加圧熱水抽出技術」をブランド化

この度、大倉工業株式会社が開発をすすめる、加圧熱水抽出法を応用した、未利用資源から機能性成分を抽出する技術のブランド化を支援いたしました。

「ByoByou」

「ByoByou」というネーミングは、水面が果てしなく広がるという意味を持つ言葉である『淼淼(びょうびょう)』から、「加圧熱水抽出技術が新たな価値を生み出し、海原に光が満ちるが如く世界に浸透してほしい」という思いが込められています。
ロゴマークは、加圧熱水抽出技術によって抽出される代表的な機能性成分であるポリフェノールのベンゼン環をモチーフに、主溶媒として水を使用することから、水面に差す光の部分で「水」という漢字を表現しました。ロゴタイプもベンゼン環の六角形を取り入れつつ角を丸めることで、水らしい柔らかい印象となりました。

  • ロゴ画像

※大倉工業株式会社が出願中の商標です

ブランド詳細

本ブランドの詳細につきましては、大倉工業株式会社ウェブサイトよりご確認ください。

※加圧熱水抽出法や同社開発エキスに関しては、以下の特設サイトを参照ください。

参照

国立大学法人香川大学創造工学部 石塚昭彦研究室

デザイナーの活躍の場は、モノやコトのデザインのみならず、地域や企業の価値づくり、新ビジネスや新サービスを創出する領域まで広がっていることから、石塚昭彦研究室では様々な地域・企業におけるサービス/ビジネスを研究対象としています。
また、それらに関するコンテクストや人々について観察・洞察を行い、未来の社会や生活のありたい姿(ビジョン)を描き、具体的なサービスの提案を目指します。
研究活動は「デザイン思考」の実践知を高めることを基本スタンスとし、専門領域を超えた教員の支援や企業の協力など様々な人を巻き込んだ、ビジネスの現場に近い実践的な研究を行っています。

大倉工業株式会社 R&Dセンター

大倉工業株式会社 R&Dセンターでは、人にも地球にもやさしい未利用資源の活用を目指して、地元企業や官学とも連携しながら、製品開発に取り組んでいます。利用されていなかった資源を有効活用することでSDGs貢献を行っています。

担当課

地域経済部 製造産業・情報政策課