令和8年2月5日
四国には豊かな食資源と特徴的な技術があり、四国経済産業局は食分野における新たな価値創造を通じて地域の成長を加速させ、四国に“期待”し、そして四国に“来たい”と感じてもらえる地域作りを目指しています。
この度、フードテックに関心を持つ企業・大学・支援機関など、多様な参加者が集まり、四国の食産業の成長に向けた共創の機会を目指し、「SHIKOKUフードイノベーションサミット」を開催しました。
イベント概要
- 日時
- 令和8年1月23日(金曜日)10時30分から17時まで(ピッチ・講演は13時から15時50分まで)
- 会場
- 愛媛県県民文化会館「真珠の間」(愛媛県松山市道後町2丁目5-1)
- 主催
- 経済産業省 四国経済産業局
- 協力
- 株式会社リバネス、株式会社UnlocX、四国地域産業技術連携推進会議、四国地域イノベーション創出協議会
- 後援
- フードテック官民協議会、四国健康支援食品普及促進協議会、愛媛大学食品健康機能研究センター
- 事業委託先
- 一般財団法人 四国産業・技術振興センター(STEP)


- 株式会社ウルバ
「お酒ゼリーで健康に」
地球温暖化の影響による海藻資源の減少が深刻化する中、高水温環境下でも生育可能なミナミアオノリの陸上養殖技術を活用した取り組みが紹介されました。
ミナミアオノリ由来のゼリー素材は、腸内環境の改善や炎症軽減が期待される健康志向の新素材であり、本素材を活用した「お酒ゼリー」や「おつまみ海藻スナック」といった新たな商品提案が行われました。 - 株式会社セツロテック
「地域に眠る酵母の力!ビール酵母スクリーニングサービス」
地域の自然環境から採取したサンプルを送付することで、ビール醸造に適した天然酵母を取得できるスクリーニングサービスの提案がありました。
また、地域オリジナル酵母を活用し商品化に成功した事例として、阿波麦酒株式会社による「アザレアビール」が紹介され、地域資源を活かしたクラフトビール開発の可能性が示されました。 - 株式会社富士クリーン
「国産生ライチで作る農業の未来」
自社の持つ技術・設備を活かし、メタン発酵による再生可能エネルギーを活用した農業モデルの実証事業について発表が行われました。
ライチ栽培とエネルギー循環を組み合わせた新たな農業の形を通じて、地域資源の有効活用と地域活性化を目指す構想が紹介されました。 - 株式会社ゆうぼく
「地域から日本の未来へつなぐ、カッコイイ農業への挑戦」
中小規模畜産が持つ多様な価値に着目し、「真っ当な農業が正しく評価される社会」の実現に向けた取り組みが発表されました。
消費者にお肉の多様な選択肢を届けるためのキーワード設定と仮説検証の結果に加え、生体販売の取り組みである「育ちを味わうプロジェクト」について提案が行われました。 

- 香川大学 創造工学部 サービスデザイン研究室
「四国フードイノベーションのブランディング推進について」
四国4県の連携を基盤に、豊かな食資源と先端技術を融合させた「四国フードイノベーション」のブランド価値向上を目指す取り組みが紹介されました。地域全体で共有できる新たなシンボルの開発や、四国のフードテックの魅力を発信していくブランディング活動について説明が行われました。 - 愛媛大学大学院 農学研究科
「実践型インターンシッププログラム「愛媛Food Camp」について」
愛媛大学農学部の学生を対象に、県内の食品関連企業と協働し、製品開発やマーケティングを行う実践型インターンシッププログラム「愛媛Food Camp」について紹介がありました。 

- 大倉工業株式会社 R&Dセンター
「機能性成分抽出の取組について」
加圧熱水抽出法を応用し、天然素材から独自の機能性成分を抽出する技術開発の取り組みが紹介されました。あわせて、本技術を基盤とした技術ブランド「ByoByou(ビョウビョウ)」について説明が行われ、健康・食品分野への幅広い応用可能性が示されました。 - 四国計測工業株式会社
「うまみ増進機Umamiéについて」
うまみ増進機「Umamié」の開発に至った背景や、製品に搭載されている独自技術について紹介がありました。また、飲食店での活用事例や、シェフの発想次第で広がるメニュー展開の可能性、現時点での課題と今後の改良・展開に向けた取り組みについても共有されました。 - 仙味エキス株式会社
「「ぞぶる」で 愛媛の恵みに ぞぶろう!」
地元・大洲市の規格外農産品を活用したアップサイクル商品の取り組みについて紹介がありました。「大洲くらふとコーラ ぞぶる」や「大洲くらふとソース ぞぶタレ みかん」の開発をはじめ、地域資源を活かした商品づくりと、これまでの活動の歩みが紹介されました。 - 株式会社中温
「「真空低温調理」を野菜に応用したミールキット開発について」
野菜加工メーカーとしての知見を活かし、これまで畜肉や魚で用いられてきた真空低温調理技術を野菜に応用したミールキットの開発事例が紹介されました。素材の品質を保ちながら、調理の簡便性を高める新たな商品として、その特徴や可能性について説明が行われました。 - 株式会社ライスレジン
「お米と変えていくみんなの未来。」
食用として消費されなかったお米を、独自技術によって国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」へとアップサイクルする取り組みが紹介されました。環境負荷低減と資源循環を両立する素材として、プラスチック代替の可能性や社会実装に向けた展望が示されました。 - 株式会社リバネス 執行役員 塚田 周平 (モデレーター)
- 国立大学法人愛媛大学 食品健康機能研究センター センター⾧ 菅原 卓也
- 株式会社アルファドライブ グループ執行役員 兼 株式会社アルファドライブ高知 代表取締役社⾧ 宇都宮 竜司
- 合同会社シーベジタブル 共同代表 友廣 裕一 (ピッチ(第一部)のみ)




- 株式会社ライスレジン(取引先企業(四国内):山陽物産株式会社、川崎化工株式会社)
- ベルグ福島株式会社(グループ親会社(四国内):ベルグアース株式会社)


- 担当
- 和田、小松、惠谷
- 電話
- 087-811-8518
ピッチイベント
講演「海藻で 海も人も すこやかに」合同会社シーベジタブル 共同代表 友廣 裕一
海藻の研究・栽培から商品化までを軸に、新たな海藻食文化の創出に向けた取組をご紹介いただきました。さらに、他産業との連携による協業事例、海環境へ海藻の海面養殖が与える好影響についても研究データを基にご説明いただきました。
ピッチ(第一部)
今年度の9月から12月にかけて開催した全4回のワークショップで磨き上げられた、企業のマーケティング戦略の提案・発表を行いました。
本発表会を通じて、各企業の挑戦が具体的な事業構想として形になり、今後の展開への期待が高まる機会となりました。今後も本取り組みを通じて、地域発の新たな価値創出を支援してまいります。
<登壇企業>
大学の取り組み紹介
本イベントでは、企業による事業発表に加え、大学による「食」にかかる研究・人材育成の取り組みについても紹介が行われました。地域資源や産業と連携しながら、食分野のイノベーション創出や次世代人材の育成に取り組む事例が共有されました。
<登壇大学>
ピッチ(第二部)
四国でフードテック分野に取り組む業5社の、先進的な技術や実践事例について紹介が行われました。研究開発から社会実装までを見据えた多様な取り組みが共有され、今後の連携や展開への期待が高まる内容となりました。
<登壇企業>
コメンテーター
展示会
展示企業・団体
| 企業・機関名 | 所在地 | 展示タイトル | 展示概要要 |
|---|---|---|---|
| 株式会社愛南リベラシオ | 愛媛県 | シルクロース®で暑さを乗り越えろ!-カイコ由来機能性物質の高温ストレスへの有効性- | 飼料用サプリ『シルクロース®』の高温ストレス軽減効果を紹介。 |
| パシフィックソフトウエア開発株式会社 | 高知県 | インターネット自動給餌機 餌ロボ | 自動給餌機「餌ロボ」の実機展示と製品説明動画で紹介。 |
| 株式会社富士クリーン | 香川県 | 国産生ライチで作る農業の未来 | メタン発酵とライチ栽培を組み合わせた再エネ利用型農業モデルを紹介。 |
| 株式会社リブル | 徳島県 | デジタルツールを用いた環境適応型かき養殖の推進 | AI/IoT技術を取り入れた環境変化に対応した「新しい牡蠣養殖」を提案。 |
| 株式会社ゆうぼく | 愛媛県 | 日本の未来を創る、カッコイイ農業 | 持続可能な畜産と、日本の未来を育む食の可能性を発信。 |
| 株式会社ウルバ | 高知県 | 未来の健康維持食品素材 | ミナミアオノリの陸上養殖により、海藻由来多糖成分を持続可能に生産。 |
| 株式会社キシモト | 愛媛県 | 干物では日本初!宇宙日本食「スペースまるとっと」 | JAXAの宇宙日本食に認証された「スペースまるとっと」の紹介。 |
| 四国計測工業株式会社 | 香川県 | うまみ増進機 Umamié | 革新的なうま味増進厨房機器とその活用事例であるクラフトビールを紹介。 |
| 株式会社人生は上々だ(by age 18) | 香川県 | さぬき※印製麺 誰もが驚く、讃岐らしい米粉うどん | 食の禁忌や体質や健康面で制限がある人も食べられる讃岐らしい米紛うどん。 |
| 株式会社セツロテック | 徳島県 | 地域に眠る酵母の力!ビール酵母スクリーニングサービス | 地域のオリジナル酵母で、特産品が作れるビール酵母スクリーニングサービス。 |
| ベルグアース株式会社 | 愛媛県 | 育苗技術から始まる持続可能な農業提案 | 子会社の植物ワクチンを軸に、苗による病害対策と持続可能な農業を提案。 |
| ユナイテッドシルク株式会社 | 愛媛県 | シルク素材を活用した食品開発 | シルク素材を活用した食品開発を通じ、食の高付加価値化や新たな可能性を紹介。 |
| 有限会社うずしお食品 | 徳島県 | 徳島循環「和」/冷凍わかめ | 鳴門わかめ由来の液肥で農林水畜産をつなぎ、地域資源を無駄なく循環させる。 |
| 株式会社中温 | 愛媛県 | 簡便・時短・加工済み野菜のご提案 | 独自FNR技術による保存製品や、時短調理可能なミールキットの紹介。 |
| タニコー株式会社(FantudioTakamatsu) | 香川県 | 食に関わる全ての方を対象にした、新たな食文化の発信基地 | 多機能キッチン施設による創業支援や人材育成など食の体験・発信の場を創出。 |
| 大倉工業株式会社 | 香川県 | 「ByoByou」テクノロジーで抽出した機能性エキス | 加圧熱水抽出法を応用した機能性成分抽出技術「ByoByou」とOEM対応を紹介。 |
| 仙味エキス株式会社 | 愛媛県 | 「ぞぶる」で愛媛の恵みにぞぶろう! | 地元大洲市の規格外農産品をアップサイクルした商品の紹介。 |
| 株式会社ライスレジン | 福島県 | お米と変えていくみんなの未来 | 未利用米を国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」へとアップサイクル。 |
| 徳島県立工業技術センター | 徳島県 | 徳島県のフードイノベーション取り組み | LED酵母/阿波晩茶由来の機能性甘酒/阿波尾鶏由来の機能性ふりかけ |
| 香川県産業技術センター | 香川県 | 香川県のフードテック支援による製品化事例 | 香川県産業技術センターにおける食品技術支援と製品化成果を紹介。 |
| 愛媛県産業技術研究所 | 愛媛県 | 愛媛県におけるフードイノベーション | 果実軟化防止・退緑防止技術/Al等によるサケ類小骨自動除去装置 |
| 高知県工業技術センター | 高知県 | 凍結濃縮技術とおいしさ評価技術 | 凍結濃縮装置による清酒濃縮/官能評価結果の比例尺度データ収集時の課題摘出 |
| 産業技術総合研究所 四国センター | 香川県 | 生鮮水産物の鮮度指標『K値』簡易計測法 | JAS規定された魚の鮮度指標K値とうまみ成分が測定可能な試験紙法の紹介。 |
| 香川大学 創造工学部 石塚研究室 | 香川県 | デザイン思考を基盤としたイノベーションの創出を目指した研究 | デザイン指向を基盤にした企業や地域のブランディングに関する研究。 |
| 愛媛大学 食品健康機能研究センター | 愛媛県 | 愛媛大学食品健康機能研究センターの活動内容について | 食と健康に関する学術研究を基盤とした地域食品産業の活性化に貢献。 |
| 愛媛大学 農学部 | 愛媛県 | 愛媛FoodCamp | 食品関連企業と連携した産学連携インターンシップの紹介。 |
| 四国健康支援食品普及促進協議会 | 香川県 | 四国健康支援食品制度(ヘルシー・フォー®) | 食品表示の広域民間認証制度「ヘルシー・フォー®」とマッチングサイトの紹介。 |
福島県企業の出展
経済産業省全体として福島復興を推進する観点から、四国内の企業と取引のある福島県の企業によるプレゼンテーション・展示を行いました。
<福島県企業>
お問い合わせ先
一般財団法人 四国産業・技術振興センター 産業振興部 三原、久米、久門(事業受託先)
電話 087-851-7025(代表)
E-mail foodtech@sustainable.go.jp
