- 業種
- 地方公共団体
- 従業員
- 416名
- 建物区分
- 事務所等
- 活用した補助金等
- ESCO事業
企業概要
香南市では、平成29年度よりまちづくりの指針となる「第二次香南市振興計画」を進めており、まちの将来像として「水・緑・風が輝く 豊かな暮らしと産業で飛躍するまち 香南市」の実現に向けて取り組んでいます。香南市の最大の魅力は豊かな自然環境。その景観を守りながら、自然環境の再生と創出、質の向上に努めています。

省エネ推進の「きっかけ」について
市内にある「のいちふれあいセンター」、「野市図書館」、「香南市消防署」、「香我美総合保健福祉センター」の4つの施設が、経年劣化による設備更新の時期となっていました。更新にあたって、エネルギー診断にもとづく省エネ化の提案を受け、初期投資の抑えることのできるESCO事業を導入しました。

「ESCO事業」について
ESCO事業とは、ESCO事業者による提供サービスで、省エネルギー改修にかかる費用を光熱水費の削減分で賄う事業です。
香南市では、ESCO事業を進めるにあたり、全国的に少ないネットワーク化モデルとして、4施設をつなぐBEMSを導入することで、エネルギー管理の一元化が可能になりました。
主な省エネルギー活動内容について
「のいちふれあいセンター」では、老朽化が進んでいた空調設備であるビル用マルチエアコン、パッケージエアコン、ルームエアコンを更新。また、熱源設備の吸収式温水機と冷却塔を最新の設備にしました。ほかの3施設も同様に、空調設備の更新や冷温水ポンプのインバータ化、LED化を行い、設備更新による省エネ化を実現しました。
BEMSにより、空調や照明などを遠隔管理し、電力使用量の見える化と効率化を図ったことで、職員一人ひとりの省エネに対する意識向上にもつながりました。
省エネ効果について
1日単位で確認できる電気使用量の見える化、電力使用量の効率化などを図ることによって、猛暑となった平成30年度上半期も消費電力量を削減できており、1年間トータルでも削減できる見込みです。
今回活用した補助金情報
業務部門 …… オフィスビル・庁舎・ホテル・病院・一般商業ビル・学校群、研究機関など
今後の課題と展望について
ESCO事業を活用することによって、大きな省エネ化を図ることができました。現在は、新庁舎の建設中です。環境にやさしい庁舎として、自然エネルギー技術を積極的に導入し、消費エネルギーの削減を目指していきます。今後も、香南市のグランドデザインにおいても、省エネルギー化を推進していきます。
- 活用した補助金
ESCO事業