- 業種
- 百貨店
- 従業員
- 180名
- 建物区分
- ビル等
- 活用した補助金等
- ASSET事業(先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業)
企業概要
「株式会社高知大丸」は、高知県唯一の地域密着型百貨店です。JFRのグループ会社として、「くらしの『あたらしい幸せ』を発明する」ことを全体のビジョンとし、高品質な商品とサービスの提供を目指しています。また、安心・安全の環境にやさしいまちづくりを行い、地域の皆様に幸せな日常を過ごしていただくことを目的としています。

省エネ推進の「きっかけ」について
高知大丸では、2006年に環境に関する国際規格「ISO14001」の認証を取得して以来、売り場の改装や店舗内の業態の変化などの際に、省エネ化を推進しています。そのため、全体の電力消費量を毎年1%ずつ削減という目標を持ち、一人ひとりが日常業務から取り組んでいます。

チラー設備について
チラー設備とは、水を循環させて熱源を冷却し温度を制御するものです。
夏場の結露発生を防ぎ、冷却不足を解消するため、ランニングコストの削減になります。
効率よく管理することによって、オープンに合わせて快適な温度に設定するため、準備に勤しむスタッフの職場環境を整えることにもつながりました。
主な省エネルギー活動内容について
本館と東館を合わせて約60%のLED化が進んでいます。設備更新の際にはLED照明を積極的に採用。また、空調設備の熱効率を上げるためにチラー設備を導入したことによっても消費電力の削減ができています。また、全てのスタッフに「環境・社会活動ポケットマニュアル」を配布することや、関連百貨店が実施する省エネ活動を参考にするなど、全社をあげて省エネ意識を高めています。
省エネ効果について
10年以上、目標である全体の電力消費量1%ずつの削減を達成。特にLED導入前と比べると約18.8%削減でき、またチラー設備の導入により約10.6 %の削減ができました。直近では、2016年度は約2.2%、2017年度は3.1%と、着実に削減しています。
今回活用した補助金情報
2 付帯工事費
3 機械器具費
4 測量及試験費
5 設備費
6 事務費
補助金額の上限:1実施事業者あたり1.5億円
今後の課題と展望について
これまでは、売り場の設備に投資することを優先していました。今後は、職場環境の充実を図るため、売り場とのバランスを考えながら、バックヤードの照明や空調設備などの設備投資に力を入れたいと考えています。さらなる地域密着型の店舗づくりを目指して、企業としての成長に影響を与えるように取り組んでいきます。
- 活用した補助金
ASSET事業(先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業