- 業種
- 食品製造業
- 従業員
- 130名
- 建物区分
- 工場
- 活用した補助金等
- 省エネ診断
企業概要
徳島県徳島市に本社工場を置く株式会社さわは、お弁当の製造・販売で創業40年を迎えた企業です。
現在は、学校給食・冷凍弁当の他、真空惣菜や機内食の製造も行い、土産品や店舗の運営まで、食にまつわる事業を幅広く展開しています。

省エネ推進の「きっかけ」について
工場の機能が拡充していく中、同社では、地域に根差した食品製造業者として、脱炭素化に向けた取組を検討していました。また、新築から17年が経過したことによる設備の老朽化や昨今の電気代高騰に対応するため、「省エネお助け隊」による省エネ診断(ウォークスルー診断)を受診しました。

主な省エネルギー活動内容について①
自社のエネルギー使用状況を把握するとともに、提案された改善項目の中から、すぐに実施可能な運用改善を優先的に実施しました。
まずは、空調機器や冷凍設備の設定温度を、規定の範囲内で緩和するとともに、コンプレッサーの吐出圧力の低減を行いました。
さらに、エネルギーロスを削減するため、ボイラーの配管に熱損失を防ぐ保温カバーを設置しました。また、冷蔵設備の扉には、開閉時の冷気の放出を防ぐためにビニールカーテンを設置しました。
主な省エネルギー活動内容について②
設備更新では工場内の照明をLEDに更新した他、スチームコンベクションの更新を機に運用を見直し、3台の機器を1台ずつ順番に稼働することで急激な電力使用量の上昇を抑えました。
そして、社内では省エネの呼びかけを徹底することで、従業員一人ひとりの意識向上を図っています。現在は、エネルギー管理者や各セクションにリーダーを定め、月に一度の定例会で実態の把握と改善策の検討を続けています。
活用した補助金等の情報
省エネの専門家が工場・ビル・店舗等のエネルギーの使用状況を把握し、省エネ出来る改善項目を提案します。また、希望に応じて省エネお助け隊やその他診断機関が実施した省エネ診断結果を基に、省エネ取組を一緒に進めていくためのサポートをします。
- 【診断メニュー一覧】
- ①ウォークスルー診断 設備の管理状況を診断し、エネルギーの無駄遣いや省エネにつながるヒントを見つけ、コスト削減の提案をします。
- ②IT診断 計測機器で取得したデータを活用し、設備やプロセスごとのエネルギー使用状況の見える化、分析等を行い、省エネ対策を提案します。
- ③伴走支援 更新設備の最適仕様の調査、補助金等の申請サポート、省エネ・再エネ取組の定着支援等、幅広いサポートをします。
省エネ効果について
エネルギー使用量の多い6月~8月までの3か月を比較したところ、電気・ガス等のエネルギーにかかる経費を約17%削減できました。
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今後の課題と展望について
短期的な目標であった空調・冷蔵冷凍設備の設定温度の緩和といった、今すぐできることの実施や社内体制の構築はできつつあります。中長期的目標はCO2排出量の可視化システムの導入と空調設備や大型設備の更新により省エネを推進とするとともに、脱炭素で競争力を強化し、知名度の向上も図りたいと思います。
省エネルギーに取り組む事業者へアドバイス
専門家による省エネ診断の結果を見て、初めて気づくことがたくさんありました。まずは、できることから取り組めるよう計画を立てることが大切です。
また、脱炭素経営の視点で考えると、省エネで30万円削減するということは、売上を1,000万円上げるのと同じだということも忘れてはいけません。






