- 業種
- 冷凍食品製造販売業
- 従業員
- 280名
- 建物区分
- 工場
企業概要
香川県三豊市にある四国日清食品株式会社は、日清食品グループの冷凍食品専門メーカーです。とんかつやメンチカツ、お好み焼き等を中心とした冷凍食品を、外食産業、学校給食、各惣菜店、コンビニエンスストア等に提供しています。

省エネ推進の「きっかけ」について
グループ全体で脱炭素化に向けて取り組んでおり、2030年までに2020年比でCO2排出量を42%削減する目標を掲げています。その目標達成のために、同社では2022年から設備投資や運用改善、燃料転換といったさまざまな取組を実施してきました。

主な省エネルギー活動内容について①
大きな設備投資として、まず工場内にある約600本の蛍光灯をすべてLEDに更新しました。蛍光灯に比べ、大幅な電力使用量及びCO2削減につながりました。
また近年、空調機の使用電力が増加していたため、工場の遮熱・断熱施工を行いました。古いスレート壁だった一部の外壁に断熱材入りの鋼板を施工することで、室内環境が改善され空調機の負荷を下げることができました。工場の屋根も、老朽化のため補強の必要がありましたが、補強に加えて遮熱・断熱効果もある塗装を施すことで、省エネ効果が得られたため、別棟の屋根にも施工予定です。
主な省エネルギー活動内容について②
電力使用量を見える化するために監視システムを導入し、冷凍機、照明、装置動力、空調機等の使用電力を把握しました。そのデータを活用して、運用改善にもつなげています。
特に空調機の使用電力状態や各生産設備でのガス使用状態を把握できるので、メンテナンスや設備更新に役立っています。
また、大型冷凍機の電力使用量が大きかったため、自動制御システムを導入しました。
そして、さらに大きなCO2削減に向け、ボイラーの燃料を重油からLPガスに転換しました。ボイラーの更新やLPガスタンクの設置、ガスの配管整備といった設備投資が必要でしたが、設備の高効率化や、LPガスの供給方法をローリー供給に統一したことでランニングコストを下げることができました。また、LPガス供給会社から毎月見積もりをし購入先を決めていることもコスト削減となっています。
省エネ効果について
照明のLED化により電力使用量は約50%削減でき、CO2削減量は18t/年となりました。外壁の遮熱・断熱施工においては、空調機の電力使用量を約15%削減できました。
また、冷凍機の自動制御システム導入により、年間を通じた電力使用量は導入前に比べ約20%~30%削減できました。
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今後の課題と展望について
省エネ効果が出やすい施策を優先的に進めてきたため、今後は小さな施策を積み重ねることで効果を出す必要があります。そのため、省エネ及びCO2削減が会社全体の活動として根付くよう、従業員一人ひとりの意識づけにも注力していきます。
省エネルギーに取り組む事業者へアドバイス
当社の場合、冷凍機の自動制御システムは約3年で投資回収できる見込みです。このように、省エネや脱炭素に向けた設備投資の中には、結果的にコスト削減につながる取組もあるため、前向きに検討することが大切です。






